ご 挨 拶

「住み慣れた地域での“生き甲斐”ある暮らしの実現へ…」

　社会福祉法人ホープ会のホームページにアクセスいただきありがとうございます。

　南の空には御坂山地をその身にまとった雄大な富士山を望む「山紫水明の地」甲府盆地のなかほどに、平成１４年３月、私たち「ホープ会」が小さな産声をあげました。

　社会福祉法人ホープ会の設立にあたり、設立準備委員会の発足から法人認可、施設の建設や今日に至る事業経過への温かいご理解と多大なご支援を賜りました関係各位に改めまして深く感謝を申し上げる次第であります。

　長らく「保護」の対象とされ「行政措置」として取り扱われてきた障がい者福祉の制度（システム）は、その後「選択と契約」による「支援」の対象と位置付けられたことで、サービスをご利用される皆様に「選ばれ・ご満足いただける」当事者やご家族視点での事業経営や事業展開が求められることとなりました。

　志を同じくする先輩法人や関係機関、行政担当部署や有識者の方々からの貴重なご教示もいただきながら、共にその歩みを進めてくださる優秀なスタッフにも恵まれたことで、小さかった産声は次第に大きな多くの笑い声に変わり、目まぐるしい法制度の変革のなかも、確実にそして着実に仲間たちが集ってくださる場所へと成長させていただきました。

　私たちホープ会がメインテーマに掲げる「住み慣れた地域での“生き甲斐”ある暮らしの実現」にある「生き甲斐」とは何か…？

　私たちは、その「何か」を探すために「ホープステーション（希望の駅）」を出発する「夢急行（ドリーム・エクスプレス）」の乗務員として、ご乗車いただくみなさまの「旅（暮らし）」の『コンシェルジュ』でありたいと願っています。

　その役割や機能を高いレベルで務めさせていただけますよう、スタッフが日々研鑽を積みご利用いただく皆様、ご家族様、関係各位への感謝の念を込めて業務にあたらせていただいております。

　社会福祉法人ホープ会の存在や実施事業が、ご利用いただく皆様のみならず、ご家族様、各事業所の近隣地域の皆様方、取引企業様、ご関係のすべての皆々様もお支えする地域の福祉拠点として、そのご期待に応えていけますように、役員、職員一同が取り組んで参る所存ですので、引き続きのご厚誼とご指導、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

社会福祉法人　ホープ会
理事長　相　川　英　光

イラスト：村松　薫（株式会社ニュースコム発行「マチコレ！」2013年7月号より）